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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。
今回はお酒を飲むことと虫歯の関係についてお話をさせて頂きます。
まず結論から言うと、飲酒と虫歯には関連があり、お酒を飲むことで虫歯のリスクはとても高くなります!
そもそも虫歯のでき方としては、口腔内の糖により虫歯ができます。
上の画像をステファンカーブといい、縦軸を口腔内の酸性度、つまりpHを表し、横軸が時間を表します。
通常お口の中はpH7の中性に保たれていますが、一度口腔内の食事や飲み物などの糖が入ると、口腔内のpHは酸性に傾きます。
この酸性により、歯は溶けてしまいます。
しかし歯が溶け続けるだけだと、どの方も歯がなくなってしまうはずですが、そうならないのは、唾液の緩衝能という力が働き、この酸性を中性に戻すからになります。
しかし、この緩衝能にも負けないぐらい、酸性の時間が長くなってしまうと、歯は虫歯になってしまいます。
ここで、飲酒に関してですが、みなさんお酒を飲まれる時にあまり何も食べずに飲むという方は少ないのではないでしょうか。
通常お酒を飲みながら食事を摂り、またお酒を飲んでいる場合は、長時間時わたりご飯やお菓子を食べる為、より口腔内が酸性である時間が長くなる為、非常に虫歯のリスクは高くなってしまいます。
またお酒を飲むと夜寝ている時に、口がカラカラになっている経験のある方も多いのではないでしょうか??
お酒を飲むこと、お酒の利尿作用により唾液量の減少がみられます。このことにより、口腔内を酸性から中性に戻してくれた唾液の分泌量が減ってしまうのです。
その為、より虫歯ができやすくなってしまいます。
また、口の中が乾燥すると細菌もより繁殖してしまい、さらに歯磨きをせずに寝てしまうことも増え、さらに虫歯のリスクを助長してしまうのです。
このように、飲酒と虫歯には非常に関連があり、毎日お酒を飲んでいる方などは特に注意が必要です!
しかし、お酒を飲む機会はどうしてもあると思いますので、対応方法としては以下のようなものがあります。
・長時間ご飯やお菓子を食べながら飲酒をしない
・糖の多い甘いお酒を長時間飲まない
・寝る前にきちんと歯磨きする
これらの点を意識して、歯に優しい飲酒を心がけましょう!!
きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階
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院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)