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もともと歯の本数が少ないことってあるの??|きたつじ歯科クリニック|尼崎市武庫之荘駅の歯科・歯医者

もともと歯の本数が少ないことってあるの??

こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)です。

 

今回はもともと歯の本数が少ないことってあるの??と言うテーマについてお話をさせて頂きたいと思います。

 

歯の本数は、通常、上下左右で分けて考えて、各ブロックで7本、それが4ブロックで、7×4の28本が正常な本数として考えられます。

それに加えて親知らずが生えている方だと、最大4本足されるので、親知らず込みで32本ということになります。

 

下の画像のような状態では歯の本数は正常の28本に加え、親知らずが右下に立っている状態で生えているのと、左下に横向きになって生えているので、歯の本数としては30本あることになります。

 

 

ではもともと歯がないとはどういうことでしょうか?

この親知らずを除いて基準となる28本より少ない場合、先天的な欠如が起こっている可能性があります。(もちろん矯正治療の為に、歯の抜歯をした場合は除きます。)

 

歯の先天欠如とは、もともと生えてくるはずの歯が生えていないことを指し、一般的には、永久歯に多いとされていますが、乳歯でも起こります。

 

割合は、永久歯では10%ほどに対し、乳歯では0.2〜2.5%ほどとされています。

 

日本小児歯科学界の調査では、上の歯(約4.37%)より下の歯(約7.58%)の方が先天的な欠如の発生頻度が高いとなっており、特に左右共に第二小臼歯(前から5番目の歯)と側切歯(前から2番目の歯)に多く欠如が見られたとされています。

 

実際に天然歯が欠如している方は日常の診療室でも頻繁に目にすることが多いですが、欠如することで問題もあります。

例えば、左右の本数が違うことで噛み合わせのずれが起こっていたり、また永久歯がないことで乳歯が残っている場合もあります。

下の画像では右下の水色の丸の部分が乳歯になります。他の歯に比べて歯根が短いことがわかるかと思います。

これは下に5番目の永久歯である第二小臼歯がないことで、乳歯が抜けない状態が続いていました。

しかし歯根がなく歯が浮いている状態なので、噛んで痛みがあるのと、歯がグラグラしているので、残念ながら抜歯をしなければいけなくなってしまいました。

 

このように、乳歯が残っている場合、いずれ抜歯が必要になってくる場合が多く、抜いたあとはその部分に何かしらの方法で歯を作っていかないといけない為、乳歯が残っている方は注意が必要になります。

 

乳歯の残存等でお困りの方はお気軽にご連絡ください。

 

きたつじ歯科クリニック

尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階

HP:https://kitatsuji-dc.com

TEL:06-6438-1182

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院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)