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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)です。
今回はアナフィラキシーショックについてお話させて頂きたいと思います。
アナフィラキシーショックとは、歯科では局所麻酔薬や添加防腐剤などによるアレルギー反応のことを指します。
一般的にはハチに刺されて起こるアナフィラキシーショックが知られていますが、歯科でも起こるものになります。
歯科では、薬剤投与の数分後~30分で症状出現、急速に進行し、症状としては、
・蕁麻疹
・強い掻痒感
・喘息用発作症状
・喉頭浮腫
・気道閉塞
・血圧低下
・頻脈
などが挙げられます。
血管神経迷走反射、いわゆるデンタルショックとの鑑別としては、頻脈の有無がよいと考えられます。
血管迷走神経反射の場合は、当初は徐脈状態であることが多いのに対して、アナフィラキシーショックの場合は当初から頻脈を呈していることが多く、また皮膚症状が出ていることが多いから判断していきます。
しかし実際に真のアナフィラキシーは稀ではあるとされています。
対応としては、ショック体位・酸素吸入・エピネフリンを大腿前外側に筋注・静脈路の確保・輸液・
副腎皮質ホルモン薬投与・抗ヒスタミン薬を投与などがあります。
しかしまずはアレルギー症状を出さないことが大事であり、アレルギーがある場合は処置前にお伝え頂ければと思います。
医療法人 きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2F
TEL:06-6438-1182
FAX:06-6438-1185
北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)