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ウォーキングブリーチについて|きたつじ歯科クリニック|尼崎市武庫之荘駅の歯科・歯医者

ウォーキングブリーチについて

こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。

 

今回は前回、前々回に引き続き、ホワイトニングについて説明させて頂きたいと思います。

 

ホワイトニングは

①オフィスホワイトニング

②ホームホワイトニング

③ウォーキングブリーチ(インターナルブリーチ)

 

に分けられますが、今回はウォーキングブリーチについてお話をしていきたいと思います。

 

ウォーキングブリーチとは神経を取った失活歯(しっかつし)に適応されるホワイトニングの方法で、通常のホワイトニングですと、神経を取った歯は白くなりません。

 

そもそも神経を取った歯はなぜ色が暗くなるのでしょうか?

 

神経を取った歯の変色の原因としては、神経をを取る抜髄処置の時に、神経の一部が取り残されたことによって起こる場合や、歯が外傷を受けて変色した場合など原因は様々あります。

 

血管にはヘモグロビンという成分があり、そのヘモグロビンが象牙細管という象牙質内にある細い管に侵入し、ヘモグロビンの成分の鉄(Fe)と壊死組織の硫化水素と結合し、硫化鉄というものを作り、結果として灰色がかった色に変色してしまいます。

歯髄壊死の場合も同様な過程で、歯の色が変色していきます。

 

急に前歯の歯の色に変化があった場合は、歯髄壊死が疑われるので早めにお近くの歯医者に行くようにしましょう。

 

では今回お話するウォーキングブリーチとはどういった治療法でしょうか?

 

ウォーキングブリーチは、根管内に薬剤を詰め、象牙細管内に薬剤を作用することで、歯の内側から歯を白くするという方法になります。

 

下の画像は、最終の被せ物をする前に、歯の色が最終のセラミックの被せ物に影響しないように、先に土台となる歯をウォーキングブリーチで白くしたケースになります。

 

術前が上の画像、術後が下の画像となります。

歯の色がもともと暗かったものが、白くなっているのが確認できるかと思います。

 

薬剤は、過ホウ酸ナトリウムという材料を精製水や過酸化水素という液体に混ぜて、根管内に詰め込んでいきます。

薬剤が口腔内に漏れ出ないように、蓋で閉鎖し、1週間程薬を作用させ、それを何回か繰り返すことで歯を白くしていきます。

 

このように、歯の神経があるかないかで、ホワイトニングの方法は異なるので、ホワイトニングをする場合は術前のレントゲン撮影が必須となります。

ホワイトニングをご希望の方はお気軽にお声がけ下さい。

 

 

きたつじ歯科クリニック

尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階

HP:https://kitatsuji-dc.com

TEL:06-6438-1182

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院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)