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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。
今回はキシリトールってなに?というテーマでお話していきたいと思います。
みなさんキシリトールについてどういうイメージをお持ちでしょうか??
なんとなくガムとかに入っていて、歯にいいとか、虫歯になりにくいというイメージの方がほとんどかと思います。
そもそもキシリトールとはどういったものでしょうか??
キシリトールとは、天然の代用甘味料として知られ、最初はカバノキから発見され、北欧で主に用いられてきたものです。
カバノキは、カバノキ科カバノキ属の植物の総称で、日本に分布するカバノキは11種類あり、有名なものとしてはシラカバがあります。
それではキシリトールの働きとしては、主にどういったものでしょうか??
キシリトールはミュータンスレンサ球菌の抑制以外にも、唾液分泌量の増加や、それによる唾液の緩衝能の強化や歯質の再石灰化の促進の効果があると言われています。
ミュータンス菌(むし歯菌)は糖分を分解して酸を作り出し、口腔内に酸性の環境を作り、これが虫歯のもとになります。しかし、キシリトールはミュータンス菌には分解されない為、酸産生の原料にならず、虫歯を抑制するとされています。
キシリトールの主な作用はプラークのpHを低下させてないことにあります。
しかし、キシリトール入りのガムを噛むことによって、自然と唾液の分泌量は増加されるので、緩衝能や歯質の再石灰化にも影響が出たり、シリトールはカルシウムと結合して輸送することにより、歯の再石灰化も促すとされています。
結論としては、キシリトール自体に確かに虫歯を抑制する力はあります。
しかしそれは、ごく微弱なものということに注意しなければなりません。
限キシリトールを毎日噛んでいるから、完全に安心という訳ではないのです。
もちろん唾液の分泌量は年齢が上がったり、薬の副作用で減少傾向にあります。
唾液量が減少することで、お口の中の再石灰化が遅れ、結果として虫歯になりやすくなる為、ガムを噛むことは大事かと思います。
しかし、より重要なのは、定期的に歯科検診を受診することです。
すでに虫歯になっていたり、歯周病が進行している方は、キシリトールを摂取しても何も変わりません、
治療が必要な歯は早めに対処することで重症化を防ぐようにしましょう!!
定期検診をご希望の方はお気軽にご連絡下さい。
きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階
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TEL:06-6438-1182
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院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)