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サイナスリフトについて|きたつじ歯科クリニック|尼崎市武庫之荘駅の歯科・歯医者

サイナスリフトについて

こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。

 

今回は前回の内容に引き続いて、サイナスリフトという処置についてお話させていただきたいと思います。

サイナスリフトは、インプラント治療をおこなう際に、骨の高さがない場合におこなわれる、上顎洞という副鼻腔にアプローチする治療方法になります。

鼻の周りには、副鼻腔と言われる、4つの空洞があります。蓄膿症や副鼻腔炎で炎症が起こる部分になります。

この副鼻腔の4つはそれぞれ、上顎洞、篩骨洞、蝶骨洞、前頭洞と言われます。

 

上顎洞この中で、頬骨寄りにあり、上顎の5番目から7番目の根尖付近に広がっています。

 

レントゲン写真(パノラマ写真)で確認すると、下の画像の水色の丸の部分になります。

 

 

普段、歯科医院でよく見るこのレントゲン写真にも上顎洞は写っているんです。

しかし実際にインプラント治療を行う際は、CT撮影をおこない、3次元的に、骨の厚みや高さ、上顎洞の形態を確認します。

 

今回の患者さんでいうと、下の画像のインプラントを入れた6番目の歯の位置の骨がごっそりなくなっています。

この画像はCTで断面を区切った写真になります。

 

CTを撮影することでこのように様々な情報を確認することができます。

 

現在は短いインプラントを使うことも多いですが、ここまで骨がないと、通常は骨造成を選択する場合が多いかと思います。

 

この方は、骨を作る治療をご希望されたので、時間がかかってでもインプラント治療をしていく計画としました。

 

サイナスリフトとインプラント埋入を同時にする場合もありますが、今回は、サイナスリフトをまずおこない、その後にインプラントを埋入する計画としました。

実際の術後の画像が下になります。

 

 

術前と比べ、灰色の部分が格段に増えているのがわかります。

欲を言えば、もう少し骨を足していきたかったのですが、技術不足もあり、そこは反省点です。

 

しかし無事症状もなく、問題なくオペが終わったので良かったかと思います。

このあと、骨が定着するのを待ち、インプラントのオペをしていく流れとなります。

 

他院で骨がなくてインプラント治療ができないと言われた方も、このように骨を足すことで、インプラント治療ができる場合もあるので、お気軽にご相談ください。

 

 

きたつじ歯科クリニック

尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階

HP:https://kitatsuji-dc.com

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院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)