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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。
今回もジルコニアセラミックスの症例について画像をお見せしながら説明していきたいと思います。
前回のブログでお話したように、ジルコニアセラミックスクラウンは強度と審美性を兼ね備えた被せ物になります。
しかしもちろん、治療の難易度は保険の被せ物に比べるとかなり上がります。
そもそもジルコニアセラミックスクラウンの治療となると、保険の治療に比べると、治療の手間であったりステップが異なってきます。
通常の保険の治療で前歯の治療をした場合、まず既存の歯を仮歯に変え、その上で、虫歯の治療であったり、根管治療を行い、仮歯の調整を経て、最終の型取り、最終の被せ物のセットと手順となります。
では、保険外の被せ物だとどう異なるかというと、まず、仮歯を歯科技工士さんに依頼して作製していきます。(保険内の治療の場合は、院内で治療のその当日に作ることが多いです。)
歯科技工士さんに作製してもらうので、もちろん見た目も綺麗に出来上がります。
細かい適合などは、院内で微調整しますが、大まかには合わせてもらえるので、治療時間の短縮にもつながります。
また、より形態や色などを煮詰めたい場合は、何回かプロビジョナルレストレーションという仮歯を作製し、患者さんと最終ゴールのイメージを共有します。
その上で、最終の型取りを行いますが、当院では、保険外の型取りは、シリコン印象という、変形の少ない材料を用いて行います。
では保険内の材料とはどう違うのでしょうか?
保険の型取りの材料は一般的に、寒天アルジネート印象という方法で行なっていきます。
この方法が悪いわけではないのですが、印象後に10分以上放置されると変形してくると言われています。
つまり、口腔内で行なった型取りが変形してしまうと、実際の歯と異なった模型が歯科技工士さんに伝わってしまい、最終の被せ物や詰め物の精度に影響を及ぼします。
ではなぜ適合の良くなる、シリコン印象を保険内の治療ではおこなわないかというと、型取りにかかってくるコストが段違いになるからです。
保険の治療は国から治療費が決められている為、シリコン印象を保険内で行うとクリニックが成り立たないからです。
こういった理由から当院では、保険内の治療では、寒天アルジネート印象を、ジルコニアセラミックスクラウンなどの保険外の治療にはシリコン印象を行なっています。
シリコン印象を用いて行なった、ジルコニアセラミックスクラウンの術前・術後の比較写真です。
とても審美的な仕上がりになっているかと思います。
歯の審美性でお悩みの方はお気軽にご連絡下さい。
きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階
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院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)