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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)です。
今回はバイオフィルムについてお話していきたいと思います。
みなさんバイオフィルムという言葉をご存知でしょうか?
バイオフィルムとは細菌が菌体外多糖を産生し、その多糖内で増殖し、他の細菌と集まり、付着した物質の表面をフィルム状に被覆した細菌集団のことを指します。
地球環境で水のあるところには大抵バイオフィルムが見られます。
イメージしやすいものとしては、台所や風呂場の排水口や川底の石にある、ヌルヌルとした膜がバイオフィルムです。
下の画像はバイオフィルムのイメージです。
(参考文献・画像引用 プロケアの本 編著 新田浩・茂木美保・小林宏明 デンタルハイジーン別冊 医歯薬出版株式会社)
バイオフィルムの特徴としては以下のようなものが挙げられます。
・細菌が塊を形成しバリアとなるため、薬剤や体内の免疫系が作用しにくい
・表面にこびりついているので除去が困難(ブラッシングが必要)
・バイフィルム内で作られた病原因子や毒素が局所にとどまり、疾患(歯周病)を誘発する
では口腔内では何がバイオフィルムに当たるかというと、それがプラークになります。
プラーク内の細菌には抗菌薬のみでの対応は不十分になるので、物理的に除去しなければいけません。
つまり、歯ブラシやフロスや歯間ブラシの使用が必要になってきます。
プラークを正しく除去する為に、正しい歯ブラシや補助器具の使用方法を確認しましょう。
医療法人 きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2F
北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)