Blog
ブログ
Blog
ブログ
こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)です。
今回は、パーシャルベニアについてお話させて頂きたいと思います。
今回の方は、前歯をぶつけて欠けたことを主訴に来院された方です。
初診の時の写真がこちらになります。
右上の1番前の歯:中切歯が欠けているのが確認できます。
当日は応急処置としてCR充填を一旦は行なっています。
後日お話をしていくために精密検査を行い、今後の方針について患者さんと相談していき、治療方針を決定していきます。
こういった場合にこの歯の治療においていくつか選択肢があります。
主に以下のものが挙げられます。
①保険内のCR充填
②ダイレクトボンディング
③ラミネートベニア
になります。
保険内のCR充填は物性的な原因もあり、経年的な劣化が避けれず、変色や隙間からの虫歯ができることが予想されます。
全体を被せていく、クラウンという選択肢もないことはないですが、歯の削除量が大きくなってしまうので、今回のような場合は基本的には選択肢とはなりません。
このように選択肢を提示させて頂き患者さんに選んでいただき、患者さんの希望が第一で治療計画の決定となります。
今回の方は、やはり経年的な劣化や虫歯が嫌とのことで、保険の治療は望まれず、また長期的な色調の改善も希望されたのでラミネートベニアの中で、さらに削除量を抑えたパーシャルベニアを選択されました。
自費のダイレクトボンディングの選択肢もありましたが、やはり長期予後で言うと、セラミックスの方が優位性はあり、そこが今回の決め手になったかと思います。
パーシャルベニアは下のような薄いシェル状のセラミックスを表面に強力な接着剤でつけていきます。
ラミネートベニアにもいくつか種類があり、パーシャルベニアは一部分だけを選択的に削合し、極力歯の削除量を抑えていっています。
この治療のメリットは、最大限歯を保存し、かつ長期的に安定させられることにあります。
最終が下の画像になります。
しっかり見ないと境目がわからないぐらいキレイにセラミックスが入っており、患者さんも非常に喜ばれました。
極力歯を残し、かつ審美的な仕上がりになるラミネートベニアをご希望の方は、お気軽にお声がけ下さい。
医療法人 きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 201
TEL:06-6438-1182
FAX:06-6438-1185
北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)