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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)です。
今日はフレイルについてお話をさせて頂きたいと思います。
みなさん、フレイルという言葉をご存知でしょうか?
フレイルとは、「加齢により心身が老い衰えた状態(虚弱となった状態)」のことです。「健康」と「要介護」の間といえば分かりやすいかと思います。
フレイルに早期に気づき、治療や予防を行うことで、要介護に進行することを防ぐと考えられています。
高齢者のフレイルは、生活の質の低下だけでなく、さまざまな合併症も引き起こす危険性があります。
フレイルの基準には、さまざまなものがありますが、その1つのFriedが提唱したものを使ってフレイルの基準について見ていきます。
Friedの基準には5項目あり、3項目以上該当するとフレイル、1または2項目だけの場合にはフレイルの前段階であるプレフレイルと判断します。
フレイルには、身体的な変化だけでなく、気力の低下などの精神的な変化や社会的なものも含まれ、フレイルになることで、死亡率の上昇も起こってきます。
また、病気にかかりやすくなったり、入院するなどの、外部からのストレスに弱い状態にもなります。
入院下の環境の変化の対応も難しく、一時的に自分がどこにいるのかわからなくなったり、自分の感情をコントロールできなくなることもあります。
転倒による打撲や骨折、風邪や肺炎などの病気による入院をきっかけにフレイルから寝たきりになってしまうことさえあります。
このようにフレイルとは本人だけでなく、その周りの方も注意しなくてはいけないものになります。少しでも気になった場合は、周りの施設等に相談してみてはいかがでしょうか。
次回はフレイルの予防についてお話したいと思っています。
(公益財団法人長寿科学振興財団 HP より一部引用)
医療法人 きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2F
北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)