メリーランドブリッジについて｜きたつじ歯科クリニック

メリーランドブリッジについて

こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。

今回はメリーランドブリッジという治療法についてお話していきたいと思います。

ブログでも何度かお話しましたが、通常、歯を抜いた部分には、何らかの形で欠損部を補っていかなければなりません。

なぜかと言うと、歯を抜いてそのまま放置していると、臨在歯（抜いた歯の隣の歯）が倒れてきたり、噛み合う対合の歯が伸びてきたりするからです。

画像で言うと、下のような状態になります。

こうなってしまうと歯を元の位置に戻す治療が必要となり、時間もかかり、また費用も大きくかかってしまいます。

その為、欠損部には以下のような治療が必須となります。

大きく分けると３つあり、

・ブリッジ

・義歯（入れ歯）

・インプラント

になります。

通常保険内の治療ではブリッジか入れ歯になりますが、ブリッジには残っている歯の本数によってできるできないが決まってくる為、注意が必要となります。

では他に治療の選択肢がないかと言うと、もう１つ、主に前歯に用いられる治療ですが、それが今回説明するメリーランドブリッジになります。

別の言い方をすると接着ブリッジといった言い方などもあります。

通常のブリッジは、臨在歯は大きく削り、その上から欠損部を含めて被せ物をしていきます。

下のようなイメージになります。

しかし、接着性のブリッジでは、臨在歯に貼り付ける形で、欠損部にダミーの歯を装着していきます。

下の画像で上の状態がメリーランドブリッジが入った術後の状態で、下が術前になります。

違和感なく被せ物が入っているのがわかるかと思います。

この歯を噛み合わせの面から見ると下のような状態になっています。

真ん中の金属は矯正治療後の歯を動かないように止めている装置であり、左右隣の白い部分を使って１本奥の歯に接着をさせています。

このように隣の歯を多少は削ってはいますが、ブリッジと比べると削除量は大幅に少なくなっており、非常に侵襲の少ない治療となっています。

ただしこの治療は保険外の治療になりますので、保険内の治療ではできません。

また、前歯のみできる治療であり、また歯の場所によってできるできないがありますので、詳しい説明をご希望の方はお気軽にお電話ください。

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