Blog
ブログ
Blog
ブログ
こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。
今回は前歯に治療をおこなった、ジルコニアクラウンの症例のご紹介をさせて頂きたいと思います。
ジルコニアクラウンは現在の歯科治療で頻繁に使われている材料であり、従来のセラミックに比べると割れたり壊れたりしにくく、強度の点で優位性があります。
しかし、一方で以前は審美的に、やや白くなってしまう場合もあり、審美領域には、ジルコニアセラミックスクラウン(PFZ)を用いなければ、治療が難しい場合もありました。
ジルコニアセラミックスクラウンの場合は、ジルコニアのフレームの上にポーセレンという材料を盛ることができるので、その部分で色調をコントロールすることができますが、ジルコニア単体の場合は、表面にステインと言って、色を少しつける程度なので、ジルコニアのフレームの色に左右される場合が多かったからです。
しかし、材料の進歩により、ジルコニアクラウンでも自然な色を出せるケースも増えてきました。
もちろん、色調を合わすという点では、ジルコニアセラミックスクラウンの方が合いやすいですが、しかしジルコニアセラミックスクラウンのデメリットとしては、ジルコニアクラウン単体に比べ強度が少し落ちるという点です。
その為、噛み合わせで強度が必要な奥歯にはジルコニアクラウンを使う場合が多かったり、また噛み合わせが通常より強い方には、ジルコニアセラミックスクラウンではなくジルコニアクラウンを使う場合が多いです。
まとめると
強度
ジルコニアクラウン>ジルコニアセラミックスクラウン
審美性
ジルコニアクラウン<ジルコニアセラミックスクラウン
となります。
今回のケースは、前歯部の被せ物が古くなっており、その部分をやりかえたものになります。
下の画像で、術前が上の状態、下が術後の状態になります。
前歯に4本被せ物入っており、歯と被せ物の際から虫歯ができていて、さらに根管治療も必要な状態でした。
被せ物を一度外し、仮歯に置き換え、根管治療を何回か行い、最終の被せ物の型取りを行なっていきました。
術後はジルコニアクラウンですが、とても審美的な仕上がりになっているのが確認できるかと思います。
審美治療や他の治療でご質問等ある方はお気軽にご連絡下さい。
きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階
HP:https://kitatsuji-dc.com
TEL:06-6438-1182
FAX:06-6438-1185
院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)