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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。
今回は、各レントゲン写真の違いについてお話していきたいと思います。
歯科医院でレントゲン写真を撮影した方も多いと思いますが、ではそもそもどういった種類があり、どういった目的でそのレントゲン写真の撮影を行っているのでしょうか??
まず種類から説明させて頂くと、以下のものが一般の歯科でよく撮影されるものかと思います。
①デンタル写真(14枚法デンタル写真)
②パノラマ写真
③歯科用コーンビームCT
④セファロ撮影
があります。
他にも大学病院やより専門的な歯科では他のものもある場合もありますが、今回はこれらのレントゲン撮影に限らせて頂きます。
①デンタル写真(14枚法デンタル写真)
このデンタル写真とは、歯を一部分撮影することで、歯の詳細を確認できる写真になります。
例えば、虫歯の大きさや、歯周病の進行具合、また入っている詰め物の適合具合、歯根の先の病変の大きさなど様々なことがわかります。
14枚法のデンタル写真は、全体的にこのデンタル写真を撮ることで、全体の問題点を抽出できます。
主に治療計画の立案の時に撮影させていただくことが多いです。
また治療の合間にも撮影する、特に使用頻度の高いレントゲン写真です。
②パノラマ写真
このパノラマ写真は、虫歯や歯の並び、歯周病の全体的な進行具合、欠損部位(歯がないところ)や親知らずの有無の確認、上顎洞や顎関節、外科的な腫瘍や嚢胞など、様々なことがこの1枚の写真で把握できる非常に優れたものになります。
しかし、先ほどのデンタルに比べるとより細かいところまでは見れない為、細かい虫歯や歯周病の診断にはこれ1枚では対応できない場合もあります。
③歯科用コーンビームCT
歯科用コーンビームCTとは、歯や骨の状態を3次元で立体的に確認することができるレントゲン検査になります。
下の画像のように、インプラントの埋入や親知らずの抜歯、根管治療などによく用いられ、インプラントを埋入した後、CTで確認したものが下の画像になります。
④セファロ撮影
最後のセファロ撮影とは、主に矯正治療をする場合に用いられるものになります。
骨格的な不正や歯の傾斜の不正などを正常値と比較・確認することで、どういった矯正が必要か診断することができ、治療の指針として用いることができます。
下の画像がセファロの画像になります。
以上のように、レントゲン撮影といっても、様々あり、目的も異なります。
何かご質問等ある方はお気軽にご連絡下さい。
きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階
HP:https://kitatsuji-dc.com
TEL:06-6438-1182
FAX:06-6438-1185
院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)