インスタグラム web予約

Blog

     

ブログ

唾液と口腔乾燥について|きたつじ歯科クリニック|尼崎市武庫之荘駅の歯科・歯医者

唾液と口腔乾燥について

こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。

 

今回は、唾液と口腔乾燥についてお話していきたいと思います。

 

まず唾液の役割は様々あり、虫歯となる脱灰に対して再石灰化する働きだけではなく、口の中の衛生状態を保つうえで、重要な役割を果たしています。

唾液量は、健康な方だと1日に1リットルから1.5リットルほど分泌されていると言われます。

この唾液には、食べ物の消化に必要な酵素が含まれているだけでなく、口の中の衛生を保つ清掃·自浄作用や、抗菌作用、そして粘膜の保護作用もあります。

 

唾液は、スムーズな摂食嚥下(せっしょくえんげ)にも欠かせないものであり、唾液が十分に分泌されていると、その潤滑作用で食べ物が咀嚼しやすくなります。水気のない食べ物でもまとまりやすく、嚥下しやすい食塊が形成されます。

 

一方で年齢が上がると、お薬の影響もあったりしますが、唾液の分泌量が減少する方が多くなってきます。

高齢者の唾液の分泌量は若い方に比べて、約7分の1になるとも言われています。

 

唾液量が減少し、が不足すると、口の中の衛生状態が悪くなってしまったり、咀嚼がしずらくなってきます。

このように、口腔内が常に乾燥し、様々なトラブルを起こすことを口腔乾燥症、いわゆるドライマウスと言います。

ドライマウスになると、食事中の咀嚼や嚥下が行いにくくなってしまったり、味覚に異常が起こってしまったり、口腔内が乾燥することで、口内炎などができやすくなったり、歯の詰め物や被せ物の角で舌が炎症を起こすなどの症状が出る場合もあります。

このようなドライマウスの対応としては、口腔内を保湿する、保湿剤の使用があります。

粘膜に付着している乾いた汚れを取り除くときにも活躍し、こういった汚れは、保湿剤で保湿してから除去します。

手の指やスポンジブラシにジェルを少量付けて、舌の表面と裏側、上あごと頬の粘膜、唇の裏側の粘膜に、マッサージをしながら塗布し、その後2~3分で保湿剤が浸透しますので、その後にスポンジブラシを用いて口腔清掃を行います。

こうすることで口腔内を湿潤な状態に維持することができます。

物によって粘度に差があるので、口腔内の乾燥状態に合わせて選ぶようにしましょう。

 

 

きたつじ歯科クリニック

尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階

HP:https://kitatsuji-dc.com

TEL:06-6438-1182

FAX:06-6438-1185

院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)