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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)です。
今回は定期的にレントゲン(パノラマ)写真を撮る必要性についてお話していきます。
まずこちらのレントゲン写真が2016年のものになります。
向かって左(左右反転するので患者さんでは右側)の緑の丸の部分の手前の歯(第1大臼歯)と奥の歯(第2大臼歯)と、向かって右(患者さんでは左側)水色の丸の歯(第1大臼歯)の歯根に黒い透過像(根尖病変)が確認できます。
時間の関係もあり、その時は、緑の丸の部分の奥の歯(第2大臼歯)と水色の丸の歯(第1大臼歯)の歯の治療のみを行い、患者さんは転勤され、その後来院は途絶えていました。
そしてこの画像が2021年のものになります。
2つの画像を見比べると、治療した歯の歯根の透過像はなくなり、触らなかった緑の丸の手前の歯(第1大臼歯)の病変は大きくなっています。
このように歯根の根尖病変の変化を辿ると、その部位の治療の経過がはっきりとわかります。
もちろん根管治療を行うことで全ての病変が治るわけではありません。根尖病変が残ることもありますが、その経過を追うことで、悪化していないということを確認することが重要です。
その為だいたい年に1度はレントゲン写真を撮らせていただく必要があります。
今までレントゲン写真を撮影し、何も変化がないのになんでわざわざ撮るの? と思われた方がいるかもしれませんが、私たちは何も変化がないことも確認しているのです。
医療法人 きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモール2F
北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)