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寝ている時の歯ぎしりについて|きたつじ歯科クリニック|尼崎市武庫之荘駅の歯科・歯医者

寝ている時の歯ぎしりについて

こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。

 

今回は夜寝ている時の歯ぎしりについてお話していきたいと思います。

 

歯ぎしりというと、歯科関係者でない方でいうと、そこまで馴染みのものではないかもしれませんが、歯科の分野ではとても頻繁に遭遇する問題となります。

 

歯ぎしりや食いしばりは、日中の最大6倍の力がかかるとされており、特に詰め物や被せ物の治療後、その装置が壊れたり、割れたりする場合は、歯ぎしりや食いしばりも関与しているとされています。

 

しかし夜歯ぎしりをしているかどうかは、周りに家族の方がいないと気づかない場合が多く、自分が歯ぎしりをしているかどうかわかっていない方がほとんどかと思います。

 

ではどうして私たち歯科医師は、歯ぎしりや食いしばりをしているかわかるのでしょうか??

 

正解としては、歯ぎしりや食いしばりをしているかたは、その特徴が口腔内に現れてくるからです。

その特徴を口腔内所見として発見することで、患者さんに説明することができます。

 

いくつか見るポイントはあり、その内の1つは下の歯の内側の下顎隆起(骨隆起)を見ていきます。

下顎隆起ができやすいのは、寝ている時の歯ぎしりや食いしばりに加えて、競技中に食いしばる球技をされているスポーツ選手なども当てはまります。

過剰な強い力を受けることで、下顎の骨や歯をを守るため、身体の防御反応として骨が発育していると考えられています。

下の画像が下顎隆起のあるなしの比較になります。

 

下顎隆起がない方

下顎隆起がある方

写真で見ると、明らかな骨の厚みや幅の違いがわかります。

また、歯ぎしりにより、歯がすり減っているのも特徴としてあります。

通常歯の形に比べすり減っていることで、歯の長さが短くなっていたり、歯の先端がスパッと切れたような形をしています。

 

また食いしばりのある方ででは、後日紹介しますが、歯槽骨といって、特に上の骨になりますが、その部分の骨の厚みが極端に厚くなっていたり、頬や舌に歯の痕がついていることからもわかります。

 

こういった歯ぎしりや食いしばりの対応としては、夜間就寝時のマウスピース(ナイトガード)の着用が挙げられます。

 

気になる方はお気軽にご相談下さい。

 

きたつじ歯科クリニック

尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階

HP:https://kitatsuji-dc.com

TEL:06-6438-1182

FAX:06-6438-1185

院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)