Blog
ブログ
Blog
ブログ
こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)です。
今回はインプラントの抜歯即時埋入についてお話していきたいと思います。
通常インプラント治療には、歯を抜歯したと同時にインプラントを埋入する、抜歯即時埋入と、待時埋入と呼ばれる、時間をおいてインプラントを埋入するものとに分かれます(その中でも時期によりさらに分かれます)。
今回はその中で抜歯即時埋入の症例を解説させて頂きたいと思います。
残念ながら抜歯が必要となった歯に感染が強くなく、骨がある程度残存している場合にこの治療は適応となります。
感染が強い場合は、感染源を完全に取りきれないこともあり、その部分に人工の骨を入れることで、人工の骨に感染が及んでしまう場合があるからです。
術前には事前に撮影したCTにて歯の周りの状態を3次元的に確認していきます。
2次元ではわからない部分も、3次元で確認することで、細かな部分の気づきや、見逃しをなくすことができます。
実際に歯を3次元的に確認し、歯の周りの病巣の大きさや、残存している骨の量や範囲を確認していきます。
その上で、何ミリのインプラントをどの位置にどれぐらいの深さで埋入していくか計画を立てていきます。
ここである程度シミュレーションを正確に行なっておかないと、実際のオペ中に慌てることになります。
どれだけ実際の治療の前に準備ができるかで、インプラントの治療の成否は決まってきます。
上の画像のように今回は、3.6mm×11mmのインプラントを埋入していく計画としました。
このように色付きのインプラントの埋入シミュレーションをすることで、横と歯との位置関係や、実際に被せ物がどの位置に来るかなど、細かいことまでわかってきます。
口蓋側に(舌がある側)に骨が十分にあるので、その部分でインプラントを骨がしっかりと支えれると判断し、オペを進めていきます。
これが術後のCTになります。
ほとんど予定通りの位置にインプラントが入っていることがわかります。
今回のように抜歯と同時にインプラントを埋入することで治療期間の短縮につながる為、必要に応じて抜歯即時インプラントを行うこともあります。
インプラント治療をご希望の方はお気軽にお声がけ下さい。
医療法人 きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 201
TEL:06-6438-1182
FAX:06-6438-1185
北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)