Blog
ブログ
Blog
ブログ
こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。
今回は、歯の揺れに対する対応についてお話していきたいと思います。
昔は歯が揺れていなかったのにだんだんと歯が揺れてきていると言う経験をされた方も少なくないのではないかと思います。
と言うのも歯は様々な要因で揺れてくることがあり、子どもから大人まで経験しやすいものだからです。
簡単な例としては、子どもの乳歯の生え変わりのタイミングです。
乳歯が抜けて大人の歯である永久歯が生えてこようとするタイミングで、乳歯の歯根が吸収するため、乳歯が骨から浮いた状態になります。その際、乳歯を支える組織が歯ぐきだけになる為、歯に動揺が生じてきます。
もちろん何か病的な訳ではなく、歯科医院での抜歯や自然に抜けることで大人の歯は正常に生えてくるため、問題はありません。
他にも、外傷(がいしょう)といい、歯を何か事故などでぶつけた場合も一時的に歯が揺れてくる場合があります。
これは一時的に強力な衝撃により、歯に力がかかり、歯の動揺を起こしているので、時間の経過を待つことでおさまってくる場合もあります。しかし、歯の揺れが強い場合は、隣の歯と一時的に固定等をする場合もあり、レントゲン写真などを撮影し、その歯の状態や痛みの有無によって判断します。
他の原因で、かつ高頻度で起こってくる動揺の原因としてあるのは、歯周病による動揺です。
歯周病とは、骨と歯ぐきの病気で、歯の周りを支える骨が溶けることで、歯に揺れが生じてしまいます。
上の画像で言うと、歯槽骨(しそうこつ)と書かれている部分が、歯の頭に近い部分から、歯根の先の方に向かい吸収が起こってきます。
この歯周病による動揺の治療もその症状や病気の進行具合により異なってきます。
例えば、現在まで歯周病の治療、具体的にはブラッシングコントロールや歯石取りになりますが、それらを行っていない場合は、一度歯周病の治療をし、動揺が落ち着くかどうかを確認していきます。
それで落ち着く場合は、そのまま様子を見ることもありますし、落ちつかない場合は隣の歯と固定する場合もあります。
また揺れが大きく、噛んで痛みが出ている場合は、噛み合わせの調整をしたり、最初から歯の固定をおこなう場合もあります。
またあまりにも動揺が大きい場合は抜歯の対象となってしまう場合もあります。
このように歯の動揺と言っても様々な対応があり、歯の揺れを感じられている方は一度歯科医院で一度検査することをお薦めします。
当院での治療をご希望の方はお気軽にご連絡下さい。
きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階
HP:https://kitatsuji-dc.com
TEL:06-6438-1182
FAX:06-6438-1185
院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)