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歯を残すための治療について|きたつじ歯科クリニック|尼崎市武庫之荘駅の歯科・歯医者

歯を残すための治療について

こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)です。

今回は、歯を残すための治療についてお話していきたいと思います。

歯を残すための治療はいくつかありますが、今回はエクストルージョンについて説明していきたいと思います。
エクストルージョン法は部分矯正の一種で、矯正的廷出、歯根挺出術とも呼ばれる方法になります。

通常歯を虫歯などで歯が頭から折れてしまい、歯根だけが歯ぐきの中に残っている場合、抜歯の適応になってしまいます。下の画像の上のような状態です。

これはすでに矯正器具が入っているのでわかりづらいですが、器具を無視して見ていただくと、歯が全然残っていないことがわかります。

 

 

歯を残せるかどうかの基準で1つ大事なポイントとしてあるのは、残っている歯が歯ぐきより上にあるかどうかになります。

歯ぐきより歯が下にある、つまり歯が歯ぐきに埋もれてしまっている状態の場合、虫歯を完全に取り切ることや、出血により正確な型取りができなかったり、精密な根管治療ができないことが原因としてあります。

 

しかし、レントゲン写真で歯根の長さを確認し、ある程度の長さがある場合、今回のような矯正的なアプローチができる場合があります。

 

画像の下の部分は矯正治療が終了後に、土台をたたせた後の状態で、この後に被せ物の型取りをおこない、最終的な被せ物を歯科技工士さんに作ってもらい、口腔内でセットしていきます。

 

では実際にどういった方法で矯正治療を行なっていくのでしょうか?

 

手順としては以下のようになります。

①口腔内で型取りを行い、模型上で矯正装置の作製をしてもらう

②口腔内に装置をセットし、ゴムで歯を引っ張りあげる

③2週間程度でゴムを交換し、何回か交換を繰り返す

④目標の位置まで歯が移動した段階で、装置を外し、横の歯と固定し、歯を動かした期間と同程度の期間保定を行う。(矯正後は元の位置に歯が戻ろうとする為、それを防ぐ固定の期間)

 

装置は下の画像のようなもので、金属のワイヤーを使うので、多少の違和感があります。

 

 

 

 

歯の状態によっては、このエクストルージョンの治療を行うことができない場合もあるので、術前の診断が大事になってきます。

他院で歯を残せないと言われた、お悩みの方はぜひ一度ご相談頂ければと思います。

 

きたつじ歯科クリニック

尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階

HP:https://kitatsuji-dc.com

TEL:06-6438-1182

FAX:06-6438-1185

院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)