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こんにちは、きたつじ歯科クリニックです。
今回はエアーフローについての説明です。
コーヒーや紅茶、ワインなどを日常的に口にしていると、気づかないうちに歯の表面に「着色汚れ(ステイン)」が付いてしまいます。
どんなに丁寧に歯磨きをしていても、歯ブラシだけでは落としきれない汚れがあり、次第に歯が黄ばんだりくすんだりして見えることがあります。
そんなときに効果的なのが、歯科医院で行う「エアフロー(AirFlow)」というクリーニング方法です。
エアフローとは、微細なパウダーを水と一緒にジェット噴射して歯の表面をクリーニングする機械のことです。
従来の「ラバーカップと研磨ペースト」を使ったクリーニングとは異なり、パウダーの微粒子を吹き付けることで、歯の表面に付着した着色やバイオフィルム(細菌の膜)を効率よく、かつやさしく除去します。
使用するパウダーには、従来の重曹(炭酸水素ナトリウム)タイプのほか、より細かく低刺激なエリスリトールやグリシンなどがあり、歯や歯ぐきへの負担が少ないのが特徴です。
そのため、知覚過敏がある方や矯正中の方にも安心して受けていただけます。
エアフローは、主に以下のような汚れに効果を発揮します。
コーヒー・紅茶・緑茶などによるステイン
タバコのヤニ汚れ
歯垢(プラーク)や初期のバイオフィルム
歯石の付着前の軽い汚れ
これらは日常の歯磨きでは落としにくく、特に歯の裏側や歯と歯の間などはブラシが届きにくい部分です。エアフローは微細な粒子を均一に噴射するため、細部まできれいにすることができます。
従来の機械的な研磨は、回転する器具と研磨剤を使うため、歯の表面を少しずつ削るように汚れを落としていました。
これに対しエアフローは、歯を削らずに汚れを飛ばすイメージです。パウダーが表面にやさしく当たるだけで、ステインを浮かせて除去できるため、歯の表面を傷つけにくく、ツルツルとした自然な仕上がりになります。
また、矯正装置の周りや、インプラント・補綴物(被せ物)の周囲など、従来の器具では届きにくかった部分にも使用できるのが大きなメリットです。
エアフローの施術は、通常30〜45分ほどで完了します。
流れは以下の通りです。
お口の中をチェック
歯ぐきの状態や着色の程度を確認します。
エアフローによる洗浄
パウダーと水を同時に噴射して、歯の表面全体をやさしくクリーニングします。
仕上げの確認とアドバイス
汚れの残りがないかをチェックし、今後のケア方法をお伝えします。
痛みはほとんどなく、施術後は歯の表面がツルツルして爽快感があります。
エアフローとホワイトニングは、どちらも「歯を白く見せる」効果がありますが、目的が異なります。
エアフローは歯の表面の汚れを落とす施術であり、歯そのものの色を変えるものではありません。
一方でホワイトニングは、薬剤を用いて歯の内部の色素を分解し、歯の色を本来よりも白くする治療です。
そのため、エアフローはホワイトニング前の下地づくりとして行うとより効果的です。汚れを落としておくことで、ホワイトニング剤が均一に作用し、仕上がりがより自然になります。
歯を削らずに汚れだけを落とせる
痛みや不快感が少ない
歯の表面がツルツルになり、汚れが付きにくくなる
矯正装置やインプラントのケアにも適応
ホワイトニングの効果を高める
見た目だけでなく、口腔内の衛生状態を整える意味でも大変有用なケア方法です。
エアフローは、「歯のクリーニング」をより快適かつ効果的に進化させた新しいメンテナンス法です。
定期的に受けることで、歯の表面に汚れが付きにくくなり、清潔で健康的な口元を維持できます。
「最近歯の黄ばみが気になる」「いつものクリーニングで取りきれない汚れがある」と感じたら、一度エアフローを体験してみてください。
歯本来の自然な白さと、つるっとした気持ちの良い仕上がりを実感していただけるはずです。
きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階
HP:https://kitatsuji-dc.com
TEL:06-6438-1182
FAX:06-6438-1185
院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)