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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)です。
今回は歯科の麻酔についてお話させて頂きます。
みなさん歯科の麻酔で痛い思いをされ、歯科治療に対して苦手意識があるのではないでしょうか?
そもそもなぜ歯科の麻酔が痛いかというと、痛みの要因としては、
①注射針による組織破壊
②局所麻酔薬注入による組織内圧の上昇
③局所麻酔薬の温度
の3つが主な要因として挙げられます。それでは、痛くないようにするにはどうすればいいのでしょうか?
答えとしては、以下のようになります。
①注射針による組織破壊
→細い注射針を使う
②局所麻酔薬注入による組織内圧の上昇
→可動性があって注入圧を緩衝できる部分に、圧がかからないようにゆっくりと麻酔薬を注入する
③局所麻酔薬の温度
体温に近い37°前後に麻酔薬を温める
この点に注意を払うことにより、極力痛みのない麻酔を行うことができます。
また上の3つに加え、注射の刺す部分に表面麻酔をする、電動の注射器を用いて注射の圧をコントロールしていきます。
以前は太い針を使った麻酔の為痛みを感じることが多かったですが、今は35Gというかなり細い針もあり、麻酔の苦手な方にはさらに配慮して麻酔を行っていくことができるので、今まで麻酔で痛い思いをされ、歯科治療が苦手な方は、ぜひ一度ご相談頂ければと思います。
画像は35Gの極細の針になります。35Gの針は刺通抵抗値を従来の33Gの針より15%以上低減します。
(ciモール HPより引用)
参考文献:必ず上達 抜歯手技
医療法人 きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモール2F
北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)