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精密支台歯形成 症例②|きたつじ歯科クリニック|尼崎市武庫之荘駅の歯科・歯医者

精密支台歯形成 症例②

こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)です。

 

今回は精密支台歯形成についてお話させて頂きます。

 

何度かお話させて頂いていますが、支台歯形成とは、Tooth Preparationとも言い、被せ物をする歯の土台の部分の形を整える作業になります。

歯の形を整える時は下のようなタービンや5倍速コントラを用いて処置を行なっていきます。

 

 

 

5倍速コントラは回転数が少ない分、歯の形を精密に細かく整えることができます。

当院では主に、この5倍速を用いて診療しますが、一般的には仕上げや、金属を外す時に用いたりします。

タービンはサクサクと力を入れずに削れる分、削った後の面が荒くなりがちであり、歯ぐきに触れた時に出血が出やすかったりします。

なので、一般的には、タービンで全体を削り、5倍速コントラで仕上げを行うイメージです。

 

タービンは高いキュイーンとした音が鳴り、歯科のイメージで嫌な音として認識されている方も多いかと思います。

一方、5倍速コントラは、音はタービンに比べると比較的静かなため、患者さんの不快感は少ないかと思います。

 

この支台歯形成が十分でないと、歯の最終の被せ物に影響が出たり、出血や歯ぐきの変形により、型取りが十分にできなかったりする場合もあります。

またこの段階で仮歯をピタッと合わせることで、プラーク(歯垢)が付着しづらく、周りの歯肉の状態も良くなります。

仮歯が合っておらず、歯ぐきからの出血が多い場合に、仮歯をピタッと合わせることで、炎症が落ち着き、出血がなくなるということもよくあります。

 

下がマイクロスコープやルーペを用いて、拡大視野で形を整えた後の状態になります。

 

 

歯自体が滑らかな面で、かつ歯ぐきに炎症や発赤がなく、周囲の環境の状態がいいことが確認できます。

このぐらい歯ぐきが引き締まっていると、型取り時に出血が起こらず、型取りはスムーズに行えます。

型取り後、石膏模型を作製し、そこから歯科技工士さんによって、セラミックスクラウンの作製の工程に入っていきます。

 

最終の被せ物の画像が下になります。

 

 

このことからわかるように、被せ物の治療において、支台歯形成は重要なステップになります。

 

精密歯科治療をご希望の方はお気軽にお声がけ下さい。

 

 

医療法人 きたつじ歯科クリニック

尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 201

TEL:06-6438-1182

FAX:06-6438-1185

北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)