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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。
今回は被せ物の中はどうなっているの?というテーマでお話をしていきたいと思います。
被せ物は歯科の中では、クラウンと呼ばれます。
よく混同されやすいのがインレーと呼ばれる詰め物です。
クラウンとインレーの違いとしては、虫歯の大きさや神経の有無によって変わってきますが、
インレーは下の画像のように範囲が狭いものを一般的には指します。
一方クラウンと呼ばれる被せ物は、歯全体を覆うため、歯の360°が人工的な材料となります。
下の画像のように歯全体を覆っている為、もともとの歯で気になる色や形を、審美的な色や形に変更することができます。
ではその中の歯の状態はどうなっているでしょうか?
実際の歯は形を整え、最終の歯より1回り小さい形となっています。
イメージとしては下のようなものです。
この歯の土台となっている部分を、我々は、支台歯(しだいし)と言い、この歯の形を整えることを支台歯形成(しだいしけいせい)と言います。
この支台歯形成は術者の技術で大きな違いが出る部分の為、日頃から歯を削る練習をすることで徐々に上達していきます。
ではこの支台歯形成が悪いと何が問題となるでしょうか?
問題としてはいくつかありますが、最も大事なこととして、この支台歯形成が悪いと、型取りがうまく取れず、歯科技工士さんが適合のいい被せ物を作ることができません。
被せ物をや詰め物を作る場合、下のような型取りが必要となります。
支台歯形成が良くないと仮歯の段階で歯ぐきに炎症が起きてしまい、型取りに段階で血だらけになっていることもあり、その場合には、この型取りが精密に取れず、結果として、適合精度の悪い被せ物ができあがります。
適合の悪い被せ物を装着すると、隙間から唾液の侵入が起き、被せ物が取れてしまったり、また隙間から虫歯になる場合もあります。
また被せ物をする場合に、歯に神経が残っている場合もあり、支台歯形成が悪いと、稀に神経が見えてしまい、神経を取らないといけない場合もあります。
歯の神経の位置を把握してから処置始める必要があり、術前の細かな診査も必要になります。
当院では、詰め物や被せ物の審美治療に力を入れていますので、治療をご希望の方はお気軽にご連絡下さい。
きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階
HP:https://kitatsuji-dc.com
TEL:06-6438-1182
FAX:06-6438-1185
院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)