Blog
ブログ
Blog
ブログ
こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。
今回は、親知らずって抜いた方がいいの??というテーマでお話をさせていただきたいと思います。
通常は1番目から7番目まで生えれば正常な歯並びとされますが、親知らずとは、8番目に生えてくる歯で、人によって生えてきたり、生えなかったりさまざまとなっています。
周りのかたや芸能人が親知らずを抜いて、痛みがある・腫れているという話を聞くことがあるかと思いますが、親知らずは必ず抜かないといけないのでしょうか??
結論を言うと、親知らずの生え方で抜くべきか、残すべきかが決まってきます。
下のレントゲン写真の画像を見た時に、下の左右の奥に親知らずが生えています。
レントゲン写真は左右が反転するので、画像の向かった右側が患者さんの左側、向かって左側が患者さんの右側になります。
それを踏まえて左右の親知らずを見ていくと、右下の親知らずはまっすぐ生えており、左下の親知らずは横向きに生えています。
親知らずが生えている時に、確認する項目として以下のようなものがあります。
①上もしくは、下の歯と噛み合うか
②お掃除が可能な環境か、歯周病が進行していないか
③親知らず自体が虫歯になっていないか
これらの要素を考慮し、抜歯かどうかを確認します。
①の、上もしくは、下の歯と噛み合うかについては主にレントゲン写真や口腔内写真で確認していきます。
先ほどのレントゲン写真では、右の親知らずは上と噛んでおり、残せるのであれば残すということになり、反対の左下の親知らずは横向きの生えており、上の歯と噛み合うことがない為に、抜歯の適応の歯ということになります。
次に、②のお掃除が可能な環境か、歯周病が進行していないかにつては、歯周病の検査を行い、歯周ポケットの深さを確認していきます。
この検査で深い数値、通常では3mm以内の歯周ポケットを正常と判断しますが、これが4mm以上に
なると歯周病の進行がみられると判断します。
また深いポケットはお掃除が困難である為、抜歯の対象となる場合があります。
最後に③の親知らず自体が虫歯になっていないかということですが、親知らずに大きい虫歯はある場合、親知らずはお口の中でも最も奥にある為、器具が入りづらく、治療が困難とされています。
その為、大きな虫歯になっている場合は、これも抜歯の対象となる場合があります。
このような項目で抜歯かどうかが決まるので、気になる方は歯科で確認してもらいましょう。
きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階
HP:https://kitatsuji-dc.com
TEL:06-6438-1182
FAX:06-6438-1185
院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)