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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)です。
今回はMTA治療についてお話したいと思います。
MTA治療は従来では、神経を取る必要があった歯の神経を残すことができる治療(適応外の場合もあります)になります。
では、そもそもなぜ神経を残す必要があるでしょうか??
理由としては、神経を取った歯は神経を残した歯に比べて、歯根破折のリスクが高くなることにあります。
今の歯科医療において、歯根が割れてしまうと原則抜歯になってしまう為、極力神経を残す方が長期的な予後において良いとされています。
歯の喪失に関しても、ある文献では、前歯で1.8倍、臼歯部では7.4倍になるとされています。
人生100年時代と言われる今、長くご自身の歯でご飯を食べ、健康寿命を伸ばす為、歯を1本でも多く残す治療、つまり今回の歯髄保存療法(MAT治療)に注目が集まっています。
MTAの話は何回かに分けてお話しようかと思いますが、まず簡単なイメージから知ってもらえればと思います。
MTA治療とは、虫歯を取っていく過程で神経が露出した場合、そこの神経に感染がなければMTAと呼ばれる材料を一層ひくことで、神経を保存しようという治療になります。
つまり神経の感染の度合いにより、上の画像のように神経を除去する範囲が異なります。
・直接覆
・部分断髄
・断髄(歯頚部断髄)
といった具合です。
このMTA治療で症状がなければ、修復処置をして完了になります。
また後日、より詳しい話や、実際に行なった症例のご紹介もさせて頂きたいと思います。
MTA治療に関してより詳しい説明をご希望の方は、お気軽にお尋ね下さい。
医療法人 きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2F
北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)