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クラウンレングスニング 症例①|きたつじ歯科クリニック|尼崎市武庫之荘駅の歯科・歯医者

クラウンレングスニング 症例①

こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)です。

 

今回は、クランレングスニングの症例をご紹介させていただきたいと思います。

 

通常虫歯により歯の大部分がなくなり、歯ぐきの下まで歯が喪失してしまうと、歯を無理矢理治療したとしても、歯の形を整える支台歯形成時に歯肉を傷つけ、炎症がおさまらなかったり、その結果型取りが十分にできないなどのデメリットがあります。

また虫歯の大きさによっては最悪歯を抜歯しないといけない場合もあります。

 

今回のケースは、抜歯をするほどではありませんが、歯が歯ぐきより下に埋もれている部分があり、最終の被せ物をジルコニアセラミックスクラウンで治療していく為、周りの歯肉の環境を整えるために、クラウンレングスニングの処置を行なっていきました。

 

 

クラウンレングスニングは歯冠長延長術とも呼ばれ、歯の土台の部分の高さは獲得する為に、歯ぐきをひらき、周りの骨を落としていく処置になります。

 

 

通常歯ぐきを落とすだけでは時間が経つと元に戻ってしまうので、裏打ちの骨を落とすと歯ぐきが戻らない為、歯ぐきをひらいて骨まで落とす必要があります。

注意点としては、外科処置なので、術後痛みや腫れが出る可能性があることと、神経の残っている歯にこのクラウンレングスニングを行うと、術後しみる症状が出る可能性があることです。

しかし、神経がある歯でも、この処置を行わなければならない場合もあるので、そこは相談して何を優先していくかを決めていきます。

 

術後が下の画像になります。

周りの歯ぐきをひらき、骨を落とした後に、糸で縫合していきます。

 

術後翌日に消毒で来院されましたが、ほとんど痛みはないとのことでした。

糸取りは、1週間ほど、傷の治りが悪ければ2週間ほどで行なっていきます。

ここから歯ぐきの治りを待つ、最終の形を整え、最終の型取りに移行していきます。

歯ぐきの治りをだいたい3ヶ月ほど待ちますので、その間は仮歯を入れておき、違和感のない状態にはできますのでご安心ください。

 

被せ物を精密に型取りし、長期的にもちを良くする為、当院ではこういった歯周外科処置も行なっております。

処置の内容に関してご質問等のある方は、お気軽にご連絡頂ければと思います。

 

 

医療法人 きたつじ歯科クリニック

尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 201

TEL:06-6438-1182

FAX:06-6438-1185

北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)