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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)です。
今回はデジタルのラミネートベニアの症例を画像を使ってご紹介させて頂ければと思っています。
ラミネートベニアとは、歯の表面を一層削り、その部分に付け爪のように、薄いセラミックスなどを貼り付けるという治療になります。
付け爪のように貼り付けるだけではすぐ取れてしまうように思われるかもしれませんが、しっかりとした手順で治療を行えば、実は1周ぐるっと削るクラウン(被せ物)より非常に予後がいいとされています。
ではなぜ予後がいいかと言うと、被せ物をつける際は、レジンセメントといった接着剤で歯に接着をさせていきます。
少し話はそれるのですが、何か瞬間接着剤やのりなどを使ってものをくっつける時に、お風呂場の湿気だらけのところで、わざわざつけようとは思わないと思います。
それは何となく接着剤と水分の相性が悪いというイメージがあるからだと思います。
歯に関しても同様で、お口の中は湿潤状態にある為、通常の接着操作では、ラミネートベニアと歯の接着力が、呼気に含まれる水分や唾液による水分により、接着力の低下を起こし、結果として脱離や虫歯のリスクの増大を招いてしまいます。
そういった場合に行うのがラバーダム防湿になります。
ラバーダム防湿とは下のような操作になります。
ゴムの素材を歯にクラスプと呼ばれる金属で止めることで、口腔内からの水分の侵入を防ぐことができます。
この操作を行うことで、水分の影響を極力抑えた状態で、接着操作を行うことができるので、当然接着力も上がり、外れにくく、結果として長持ちすると考えられています。
ラバーダム防湿は根管治療で使うことが多いですが、このようにセラミックスインレーやセラミックスクラウン、ラミネートベニアの接着時にも大活躍するものになります。
ただし、このように何本もの歯にラバーダム防湿をするのは時間がかかる場合もあり、人によっては呼吸が苦しくなることもあり、必ず行うわけではありませんが、そういった場合も極力水分の影響を受けないように、バキューム(お口の中の水を吸う機械)を近づけたり工夫はしています。
当院ではセラミックスの接着にも細心の注意を払い処置を行なっています。
審美修復をご希望の方はお気軽にお声がけ下さい。
医療法人 きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 201
TEL:06-6438-1182
FAX:06-6438-1185
北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)