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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。
今回は前回お話させていただいた精密根管治療の症例を実際の画像を用いて説明させていただきたいと思います。
精密根管治療とは、通常の保険診療の根管治療とは異なり、時間を多く確保し、また確実なラバーダム防湿の下で、無菌的な根管治療をすることで、根尖病変(歯根の先の細菌)を治癒させようと言う治療になります。
精密根管治療では時間をかけて歯科用の顕微鏡を用いて治療を行うことができるので、通常裸眼では見逃してしまう汚れを確実にお掃除することができます。
歯科用のマイクロスコープを使うと、最大肉眼の約20倍ほどの倍率で歯を見ることができます。
下の画像が実際のマイクロスコープ使用時の歯の画像です。
お口の中ではとても小さく見える歯をここまで強拡大で見ることできます。
また、マイクロスコープからはLEDライトが照射されるため、見えづらかった奥歯の歯の細部まで明るく照らし出してくれ、より治療が行いやすくなっています。
下の画像が、実際に精密根管治療を行った方の、CTの比較になります。
1番左の画像が初診時のCT画像になります。
他院にて抜歯と診断され当院に来院され、精密根管治療を行うこととなりました。
画像では歯の周りに本来あるはずの歯槽骨がごそっとなくなっており、歯の全周に透過像(黒い部分)が確認できます。
今回は、歯ぐきの腫れもありましたが、数回治療を行うことで腫れも落ち着き、痛みなどの症状もなくなった為、最終の根管充填材料を詰めていきました。
その直後の画像が真ん中のものになります。
緊密に根管充填が行われていることが確認できます。
また若干ですが、歯の透過像がきえ、灰色の面積が増えてきているのが確認できます。
そして、初診から半年後の写真が1番右のものになります。
初診時のものと比べると、明らかに周りの透過像の面積が減少し、歯槽骨が戻ってきているのが確認できるかと思います。
この用に精密根管治療を行うことで、他院では抜歯と診断された歯を残すことができました。
もちろん治らない歯もあります。しかし、抜歯と診断された歯でも、1度治療してみることで治る場合も多くあるかと思います。
当院では歯を極力抜かない、保存することに重きを置いていますので、お困りの方は1度ご連絡いただければと思います。
きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階
HP:https://kitatsuji-dc.com
TEL:06-6438-1182
FAX:06-6438-1185
院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)