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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。
先日、所属している、日本顎咬合学会(にほんがくこうごうがっかい)の、第40回学術大会の若手支部選抜発表で優秀発表賞(矢澤賞)を頂くことができました。
とても歴史のある大変名誉な賞を頂くことができ、とても嬉しく思っています。
発表自体は、昨年WEB開催でおこなわれたもので、発表は、全顎的な治療介入をした症例で行いました。
以前ブログでも紹介させて頂いた症例にはなりますが、再度簡単に症例の概要を紹介していきたいと思います。
術前が下のような状態で来られた患者様で、全顎的に被せ物が入っており、主訴は前歯の被せ物が取れたとのことで来院をされました。
前歯がないので審美不良の点もありますが、他にも多くの問題点があり、全体的に今回は治療をしていくことになりました。
虫歯や根尖病変が多く、多数の歯のう蝕治療や根管治療を行いました。
これだけ多くの被せ物が入っている場合、通常顎の位置が理想のものに比べて偏位してしまっている場合がほとんどで、そういった場合は顎のズレを見ていくことから治療がスタートしていきます。
何回か仮歯を作ったり、必要な部位の外科処置を行った後、最終の被せ物が入った状態が下のものになります。
全体的に綺麗な被せ物が入り、審美的にも機能的にも改善することができています。
被せ物色合いは患者さんと相談し、決めています。
被せ物の色調は希望に合わせることができるので、芸能人のように白くしたい場合でも対応は可能となっており、他の歯の色調に合わせることも可能となっています。
このように全体的に歯の治療を行い、咬合(こうごう)、つまり噛み合わせを改善していく治療を、咬合再構成(こうごうさいこうせい)治療といい、とても時間がかかり大変な治療ですが、お口の中の状態を大幅に改変することができます。
今回の症例でも、治療完了まで約1年半ほど期間はかかっています。(治療期間はお口の中の状態によって変わります。)
このような難易度の高い治療はどこの歯医者でもできる治療ではなく、歯科医院は限定されますが、当院では、顎咬合学会認定医が治療を担当しますので、噛み合わせや、被せ物の見た目などで悩んでいる方は、お気軽にご連絡ください。
きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階
HP:https://kitatsuji-dc.com
TEL:06-6438-1182
FAX:06-6438-1185
院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)