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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。
今回は、 エナメル質形成不全についてお話していきたいと思います。
お子様の歯で、表面が塑造であったり、色が少し違うという場合、このエナメル質形成不全が当てはまるかもしれません。
このエナメル質形成不全は、大人の歯が形成される時期に、子供の歯である乳歯に外傷があったり、または根っこの先に大きな膿ができてしまった場合などに、結果として大人の歯である永久歯のエナメル質の部分の形成が不十分になることを指します。
また他には、遺伝や全身疾患、薬物や放射線なども関係すると言われています。
このエナメル質形成不全が起きやすい歯は第一大臼歯である6番目の歯と、1番目の前歯である、中切歯に多いとされています。
どちらの歯も、乳歯から大人の歯に生え変わる時に、生え変わるのが早い歯なので、乳歯の影響を受けやすいと考えられるからです。
ではこのエナメル質形成不全になった場合の対処法としてはなにがあるでしょうか?
エナメル質形成不全の程度により、様々な対応があります。
初期のエナメル質形成不全の場合は、なにか歯を削ったりするのではなく、口腔内のブラッシングの指導を行なったり、またフッ素を塗布して様子を見る場合が多いかと思います。
エナメル質形成不全により小さな穴が空いてきている場合は、その部分をグラスアイオノマーという材料やコンポジットレジンという材料で埋めていくこともあります。
大きく穴が空いている、また、歯の大部分が塑造である場合は、歯を被せ物のクラウンや詰め物のインレーやアンレーで覆う場合もあります。
前歯の部分的なエナメル質形成不全による白い部分はホワイトスポットとも言われ、アイコンと呼ばれる、歯質を削除せず、白く改善するという治療もありますが、こちらは保険外の診療となる為、詳しくはお問い合わせ下さい。
このようにエナメル質形成不全と言っても、その大きさや部位により、大きく対応は変わるので、お子様の歯で少し異変を感じられた際は、早めの歯科の受診をおすすめします。
また大人の方でも白いホワイトスポットが気になっている方もお気軽にお問い合わせ下さい。
きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階
HP:https://kitatsuji-dc.com
TEL:06-6438-1182
FAX:06-6438-1185
院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)