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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。
今回は虫歯の取り残しはどうやって見つけるの??というテーマでお話をさせて頂ければと思います。
歯科でよく行われる虫歯の治療ですが、明らかに虫歯で黒い部分などは、もちろんわかりますが、中には虫歯か健全な歯かが非常に見分けにくい場合もあります。
例えば下の画像では、1番上が古い詰め物が入っている状態、2番目の画像が詰め物を取っていった状態、3つ目の画像が虫歯を取り切った状態になります。
この2番目から3番目の経過の中で、歯科医師はどのように虫歯かそうでないかを判断しているでしょうか??
虫歯は歯が虫歯の細菌により柔らかくなっているので、歯の硬さを指標に虫歯の治療をする場合もあります。
しかし、削られた全部の部分はチェックするのは難しく、特に深い部分は器具を当てて、硬さをみていったりはします。
しかしメインで虫歯かどうかを判断するものとしては、下の画像のようなカリエスチェックという材料を用いて、虫歯の治療を行なっていきます。
(NISHIKA 日本歯科薬品株式会社HP より画像引用)
このカリエスチェックは、細菌が存在するう蝕象牙質(第1層のみ)を染色することで、必要以上に歯を削らずにすみます。
こういった虫歯を検知する材料はいくつかあり、その材料によって特性があります。
なので、虫歯の治療の流れとしては、明らかに判別できる虫歯をある程度大まかに取ったあと、このカリエスチェックで歯を染め出し、また虫歯を丁寧に取り、またカリエスチェックで染め出すというのを何回も繰り返し行なっていきます。
例として、下の画像のように、虫歯の部分がピンク色に染まるので、目で見て、簡単に虫歯の部分を判別することができます。
このピンクの部分が染まらなくなるまで繰り返し虫歯を取っていきます。
こういった材料を用いて、健康な歯を余分に削らないように配慮して、普段から虫歯の治療を行なっています。
虫歯を取り残して、詰め物や被せ物を行うと、中で再び虫歯ができてしまい、早期に再治療が必要になってしまいます。
材質等の劣化で再治療が必要になることは避けられない場合も多々ありますが、極力再治療までの期間を長くできるよう心がけています。
虫歯の治療や他の治療に関して、何かご不明点等ありましたら、当院までお気軽にご相談下さい。
きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階
HP:https://kitatsuji-dc.com
TEL:06-6438-1182
FAX:06-6438-1185
院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)