Blog
ブログ
Blog
ブログ
こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。
今回は、歯の白濁の治療法についてお話していきたいと思います。
下の画像のように歯に白濁があるのをホワイトスポット、茶色の変色があるのをブラウンスポットと言います。
従来こういったホワイトスポットやブラウンスポットと呼ばれる歯の着色を改善するとなると、削って詰めていく、レジン充填やダイレクトボンディングが適応となり、広範囲となると、ラミネートベニアといった治療が適応となってきます。
しかし現在は、削らずに詰めていくアイコンという治療法があります。
これは、歯に樹脂を流し込んでいくという治療であり、メリットとしては歯を削らずにできるということです。
歯を削ることでどうしても、虫歯のリスクや詰めた物の脱離のリスクが伴ってきます。
その点アイコンの場合は、樹脂を流し込むだけなので、脱離のリスクはなく、その点では安心かと言えます。
しかしデメリットとしては、色調の改善が完全にできるとは限らないこと、アイコンの治療は本来はホワイトスポットの改善がメインであるため、ブラウンスポットは適応症ではないことが挙げられます。
今回はこのブラウンスポットがどこまで改善できるかはわからないですが、トライしてみたケースになります。
治療の流れとしては術前の写真を撮影し、下の画像のようにラバーダム防湿を前歯を中心に行っていきます。
こうすることで、治療に使う薬剤が口腔内に漏れ出すのを防ぐことができます。
その上で治療の手順に従い、薬剤を順番に塗布していきます。
術前・術後の写真が以下のようになります。
ブラウンスポットはやはり適応外である為、完全に消失とまではいきませんでしたが、それでも術前に比べるとかなり目だたなくなっているのが確認できるかと思います。
しかしアイコンの特性上やはり、歯の透明感といった部分は悪くはなるので、治療の良し悪しもあるかと思います。
しかし今回は茶色に見えるブラウンスポットの部分を少しでも改善したいという希望であったので、その目的は十分果たせたかと思います。
当院では治療を行う際は術前にこういったメリット・デメリットもしっかり説明して治療を行っていきます。
極力歯を削らずに行っていくアイコン治療をご希望の方はお気軽にご連絡ください。
きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階
HP:https://kitatsuji-dc.com
TEL:06-6438-1182
FAX:06-6438-1185
院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)