インスタグラム web予約

Blog

     

ブログ

CAD/CAMインレーのメリットとデメリット|きたつじ歯科クリニック|尼崎市武庫之荘駅の歯科・歯医者

CAD/CAMインレーのメリットとデメリット

こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。

 

今回は、CAD/CAMインレーのメリットとデメリットについてお話したいと思います。

 

保険の治療でおこなわれるCAD/CAMインレーですが、見た目が保険内で費用が安く白い詰め物にできると、希望される患者様が当院にもおられます。

 

では実際にCAD/CAMインレーのメリットとデメリットについて考えていきたいと思います。

 

まずCAD/CAMインレーのメリットとしては以下のようなものが挙げられます。

 

①保険適応のため安価

②人工的な色ではあるが白いので、銀歯の詰め物よりも目立たない

③材質としては柔らかい為、天然の歯とかみ合わせても、天然の歯が削れにくい

④金属アレルギーの心配がない

とい点などが挙げられます。

そもそもCAD/CAMインレーはどういう素材でできているのでしょうか??

CAD/CAMインレーは、プラスチックであるレジンに少量のセラミックの粉末を入れた、ハイブリッドレジンという素材でできています。つまり、メインである素材はレジンということになります。

レジンはプラスチックである為、従来よく用いられていた金属のメタルインレーやセラミックに比べ非常に強度が弱いというデメリットがあります。

また、CAD/CAMインレーは、歯科クリニックで型取りをしてできた石膏の模型をデジタルのスキャナーで読み取り、コンピューター上で設計・作成した後に、レジンのブロックを削り出して作られます。

その為、機械が削り出す為、細かな形態を付与することができず、結果としてお口の中で合わせた時に不適合が起きやすいです。

つまりデメリットとしては以下のようなものがあります。
①金属やセラミックの詰め物に比べ割れやすい
②天然の色調再現は困難
③不適合により、脱離が起きるリスクが高い
④厚みを確保する為に、大幅に歯を削る必要があり、術後のしみる症状や痛みが出やすい。
⑤長期間の使用で光沢が失われ、変色する可能性がある。

 

このようなデメリットが挙げられます。

 

下の写真では、1番右の歯がセラミック、その左隣と左から2番目の歯にCAD/CAMインレーが入っています。

適合精度や色調再現性は写真を見れば一目瞭然かと思います。

 

歯は削ることでどんどん失われていきます。

安易に白いからといってCAD/CAMインレーを選択するは考えものかと思います。

 

当院での治療をご希望の方はお気軽にご連絡ください。

 

 

きたつじ歯科クリニック

尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階

HP:https://kitatsuji-dc.com

TEL:06-6438-1182

FAX:06-6438-1185

院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)