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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。
今回は入れ歯のメリット・デメリットについてお話していきます。
残念ながら歯を失った場合の、その部分を放置することで、歯の位置移動が起こってしまう場合があります。
下のレントゲン写真で言うと、左下の6番目の第1大臼歯を失ったことで、左下の7番目の第2大臼歯
が手前に傾斜してしまい、また上の本来噛み合う歯である第1大臼歯が下に伸びてきてしまっています。
このように歯を失うことで歯は動いてしまうので、何らかの治療を行う必要があります。
主に欠損部にできる治療としては以下の3つがあります。
①ブリッジ
②入れ歯
③インプラント
となります。他には接着性のブリッジや歯の移植などもありますが、主にはこの3つが選択肢としてあります。
その中で今回は入れ歯に注目したいと思います。
入れ歯とは下の画像のように金具を残っている歯に引っ掛け、失った歯を補うというものになります。
もちろん入れ歯(義歯)には、メリットとデメリットがあり、それらを紹介したいと思います。
メリットとしては以下のようなものがあります。
噛む力の回復
歯を失って噛めなかった部分に入れ歯を装着することで、食事の際にしっかり噛めるようになり、消化を助けます。
見た目の回復
前歯などで特に歯がないと不自然に見える部分を補い、自然な笑顔を維持できます。
発音の改善
歯が抜けたことで、喋る際に起こる発音の乱れを改善することができます。
外科手術が不要
インプラントと違い、出血を伴う外科手術をしなくても入れ歯を作製し、装着することができます。
比較的安価で治療期間が短い
インプラントやブリッジに比べて費用が抑えられます。(審美性に配慮した保険適用外の入れ歯もああります。)。
取り外し可能で清潔を保ちやすい
取り外して洗浄できるため、清潔に保ちやすいです。
デメリットとしては以下のようなものがあります。
1.装着時の違和感
最初は大きい装置の為、違和感があり、慣れるまで時間がかかります。
2.噛む力が本物の歯より弱い
天然歯やインプラントより噛む力が落ち、本来の10%から20%ぐらいと言われています。
その為硬い食べ物が食べにくいことがある。
3.ずれたり外れたりすることがある
特に下の総入れ歯の場合、安定しないと外れやすです。
4.定期的な調整が必要
年々歯ぐきや顎の骨形が変化することで、入れ歯がだんだんと合わなくなり、作り直しや調整が必要になる。
5.食べ物が詰まりやすい
入れ歯と歯茎の間に食べ物が入り込みやすく、不快感や炎症の原因になることがあります。
6.手入れが必要
毎日の洗浄や手入れを怠ると、口臭や口内炎の原因になります。
7.金属バネが見えることがある(部分入れ歯)
部分入れ歯の場合、金属のバネ(クラスプ)が目立つことがあります。
入れ歯は、手軽に歯を補える方法ですが、装着感や手入れの手間がデメリットとして挙げられます。
選ぶ際は、インプラントやブリッジとの違いをわかった上で、自分の口の状態や生活スタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
入れ歯に関してご不明な点のある方はお気軽にご連絡下さい。
きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階
HP:https://kitatsuji-dc.com
TEL:06-6438-1182
FAX:06-6438-1185
院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)