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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)です。
今回は、口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)という粘膜病変についてお話していきたいと思います。
口腔扁平苔癬とは、皮膚や粘膜にできる、角化異常を伴う難治性の慢性炎症性疾患です。
口腔扁平苔癬は網目状(レース状)、白斑状、線状、水疱状、萎縮状、ビラン状、丘疹状などいくつか種類があります。
口腔粘膜、特に頬粘膜に両側性に白いレース状(網状)の病変を形成することが多く、びらんや潰瘍を伴うときもあります。
口腔扁平苔癬は、40歳以降の女性に多く発症します。
口腔内には、頬粘膜や歯肉,舌,口唇,口蓋,口底などに両側性または片側性にできる事が多いですが、原因は不明で、免疫機構や金属アレルギーなどの関与が考えられています。
あまり自覚症状がないものもありますが、食べ物の刺激により、痛みを訴えたり、熱い物や・辛い食べ物、歯磨き粉がしみるなどの刺激痛や、食事や会話の際に粘膜が擦れて痛いなどの接触痛が比較的多いとされています。
(Medical Note HPより画像引用)
治療や対応方法としては、副腎皮質ステロイドを使ってもらったりすることもあります。
基本的な一般歯科で経過を見るというよりは、大きい口腔外科のある病院へご紹介することが一般的になります。
口腔内で白いもやもやしたものを見つけた方はぜひ一度ご相談下さい。
医療法人 きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2F
北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)