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CTGについて|きたつじ歯科クリニック|尼崎市武庫之荘駅の歯科・歯医者

CTGについて

こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)です。

 

今回はCTGについてお話させていただきたいと思います。

 

CTGはConnective Tissue Graftの略で、日本名では結合組織移植術と呼ばれます。

 

この処置はどういったものかというと、歯ぐきのボリュームが足りない箇所に、主に口蓋部から歯ぐきの中の結合組織を移植することで、ボリュームを出そうという処置になります。

 

では歯ぐきのボリュームがないとなぜ困るでしょうか?

 

歯ぐきのボリュームがないことで、歯ぐきに陥凹ができる為、お食事が詰まったり、へこんでいる部分が暗く見える為、審美不良を起こす場合があります。

もちろん被せ物をつけていたり、天然の歯に対して歯ぐきを増やしていくこともできますが、今回は歯を抜歯し、その後歯ぐきが痩せてへこんでしまった部分に対して行なった処置になります。

下の画像を見ると、右の歯がない部分(患者さんでいうと左上の2番目の歯)の歯ぐきが痩せてしまっていることがわかります。

そこにボリュームを出すために行なったCTG後の写真が下になります。

 

 

上下で比べると、歯ぐきのボリュームが出ているのが一目瞭然かと思います。

 

また下の画像は正面から比べているものになります。

 

 

咬合面(1枚目)の画像に比べるとややわかりづらいですが、こちらもボリュームを獲得できているのがわかります。

では結合組織を移植するといっても実際はどういうものが歯ぐきの中に入っているでしょうか?

 

まず口蓋の部分、下の画像の歯のやや下の部分に切開を入れここから、結合組織を取り出していきます。

 

 

 

取り出した結合組織を、口腔外でトリミングしていきます。

取り出した結合組織には脂肪組織や腺組織などが含まれ、その部分を含んだ上で移植すると、定着が悪くなったり、白く組織の色が残る場合があります。

その為、メスなどを用いて丁寧に処理していきます。

 

処理をした後の組織がこちらになります。

 

 

この組織を、ボリュームを出したい部分、つまり今回で言うと、左上の2番目の歯ぐきの部分に入れ込んでいきます。

口蓋部分には、組織を保護する材料で覆い、糸で縫っていきます。

ものすごく痛そうに見える処置ですが、患者さんも術後の痛みは数日したら問題なくなったとのことでした。

当院では審美改善の為の外科処置も行なっていますので、お気軽にお声がけ下さい。

 

 

 

医療法人 きたつじ歯科クリニック

尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 201

TEL:06-6438-1182

FAX:06-6438-1185

北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)