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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)です。
今回は根管治療(根の神経や感染を取る治療)の終わりの処置、根管充填についてお話していきたいと思います。
何回か根管のお掃除をした後、ガッタパーチャという下の画像のような材料を用いて、根管充填という処置を行なっていきます。
(ciモール HPより画像引用)
ではなぜ根管充填を行うかというと、根管治療の機械的・化学的な清掃によって無菌化された根管内を再感染させないためにあります。
根管内を空洞のまま封鎖してしまうと、根管と根尖歯周組織をつなぐ感染経路を残したままになってしまう為、ガッタパーチャなどを用いて封鎖していきます。
また、実際には根管の完全な無菌化は困難であり、根管内の清掃を行なっても、完全に細菌を取り除くことができません。
この除去しきれなかった細菌や炎症を起こす起炎因子を不活性化をさせるのが、もう1つの目的になります。
象牙細管内に残った細菌へ栄養源の供給を断つことで、細菌や起炎因子の活性化を押さえ、再発を防ぐことができます。
下の画像の左が治療中、右が根管充填が終了した画像になります。(画像中央、左下第2小臼歯:前から5番目の歯)
根管治療・根管充填で何かご不明なことがあれば、お気軽にご質問下さい。
医療法人 きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2F
北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)