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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)です。
今回は、根面う蝕についてお話させて頂きたいと思います。
根面とは、上の画像でいうと、赤丸の部分を指します。
この部分は歯周病や歯ブラシの圧や噛み合わせなどにより、歯ぐきが退縮してくると露出してくる部分になります。
この部分は象牙質が露出するため、知覚過敏の症状が出やすいとされています。
また、象牙質はエナメル質に比べ虫歯になりやすいとされています。
そもそも虫歯になるのはどうしてかというと、以前紹介させて頂いたページを参考にして頂ければと思います。
象牙質は、エナメル質に比べ歯が溶け出すpHが高い為、お食事をした際に、より歯が脱灰している時間が長くなります。
溶ける時間が長いと、その分唾液による緩衝能が働きにくくなり、結果として虫歯になります。
高齢の方で歯ぐきが以前より下がり、その部分が虫歯になるのは日常で我々歯医者がよく目にする光景になります。
その為、年齢が上がるにつれて根面の虫歯のリスクが高くなる為、より虫歯にならないように、日常の歯磨きや定期検診を受診し、十分に注意していきましょう。
医療法人 きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2F
北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)