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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。
今回は、歯ぎしり・食いしばりが歯に与えるダメージについて というテーマでお話していきます。
「朝起きると顎が疲れている」
「歯が以前より短くなってきた気がする」
「冷たいものが歯にしみる」
「歯が欠けたことがある」
このような症状がある方は、もしかすると「歯ぎしり」や「食いしばり」が関係しているかもしれません。
歯ぎしりや食いしばりは、寝ている間など無意識に行っていることが多いため、自分では気づいていない方も少なくありません。
しかし、長期間にわたって強い力が歯に加わり続けると、歯や歯ぐき、顎にさまざまな負担がかかることがあります。
今回は、歯ぎしり・食いしばりが歯に与える影響について解説します。
歯ぎしりとは、上下の歯を強くこすり合わせる習慣のことです。
一方、食いしばりは、上下の歯を強く噛みしめる状態を指します。
どちらも睡眠中に無意識に行われることがありますが、日中に集中しているときや、緊張しているときにも起こることがあります。
特に注意したいのが、「歯は常に噛み合っているもの」と思っている方です。
実は、リラックスしているときには、上下の歯は基本的に接触していない状態が自然です。
仕事中やスマートフォンを見ているときなど、無意識に歯を接触させる癖がある場合は、それだけでも歯や顎に負担がかかることがあります。
歯ぎしりを長期間続けていると、歯の表面が少しずつすり減っていきます。
特に前歯の先端や奥歯の噛み合わせる面が平らになっている場合は、強い噛み合わせの力が加わっている可能性があります。
歯のすり減りが進むと、
「以前より歯が短くなった」
「歯の先端が平らになってきた」
「笑ったときの歯の見え方が変わった」
と感じることもあります。
歯の形が変化すると、見た目だけでなく噛み合わせにも影響する場合があります。
強い力が繰り返し加わることで、歯に細かなヒビが入ることがあります。
特に奥歯は、噛む力を強く受けるため注意が必要です。
初期のヒビは、見た目ではほとんど分からないこともあります。
しかし、ヒビが深くなると、
・噛んだときに痛い
・冷たいものがしみる
・何もしていなくても痛む
・歯が欠ける
などの症状につながることがあります。
歯のヒビは、進行すると治療が難しくなる場合もあるため、違和感を放置しないことが大切です。
「虫歯はないのに冷たいものがしみる」という場合、歯ぎしりや食いしばりが関係していることがあります。
強い力が繰り返し加わると、歯の表面や歯と歯ぐきの境目に負担がかかり、知覚過敏の症状が出ることがあります。
また、歯ぎしりによって歯ぐきが下がり、歯の根元が露出することで、しみやすくなる場合もあります。
もちろん、知覚過敏には虫歯や歯周病など、ほかの原因もあります。
そのため、「しみるから歯ぎしり」と自己判断するのではなく、まず原因を確認することが大切です。
歯ぎしり・食いしばりの影響は、天然の歯だけではありません。
詰め物や被せ物、セラミックなどの人工物にも強い力が加わります。
特に、強い噛み合わせの力が長期間続くと、詰め物が外れたり、被せ物が欠けたりすることがあります。
「治療したばかりなのに、また詰め物が取れた」
という場合には、歯ぎしりや食いしばりなどの噛み合わせの力が関係していないか確認することも重要です。
セラミック治療などを行う場合も、歯の形や色だけではなく、噛み合わせや強い力がかかっていないかを確認することが大切です。
歯ぎしり・食いしばりによる強い力は、歯を支えている歯周組織にも負担をかけます。
歯周病がある場合には、炎症に加えて過度な力が加わることで、歯を支える組織への負担が大きくなることがあります。
そのため、歯周病の治療やメインテナンスを行う際にも、歯ぎしり・食いしばりの有無を確認することがあります。
歯ぎしりは、寝ている間に無意識に行っていることがあります。
そのため、「家族に歯ぎしりを指摘されたことがないから大丈夫」とは限りません。
例えば、
・朝起きると顎が疲れている
・朝、歯が浮いたような感じがする
・歯の先端が平らになっている
・歯が欠けることがある
・詰め物がよく外れる
・頬の内側に歯の跡がついている
・舌の側面に歯の跡がついている
・肩や首が凝りやすい
このような症状がある場合には、一度歯科医院で相談してみてもよいでしょう。
対策方法は、歯ぎしりや食いしばりの程度、歯や顎の状態によって異なります。
代表的な方法のひとつが、就寝時に使用するマウスピースです。
マウスピースを使用することで、歯同士が直接強く接触することを防ぎ、歯や詰め物などを保護する目的があります。
また、日中に無意識に歯を食いしばっている方は、「上下の歯を離す」という意識を持つことも大切です。
パソコンやスマートフォンを使用しているときなど、集中しているときに一度力を抜いて、上下の歯が接触していないか確認してみましょう。
ただし、マウスピースを使用すればすべての問題が解決するわけではありません。
歯の状態や噛み合わせ、顎の状態などを確認したうえで、自分に合った対策を考えることが重要です。
歯ぎしりや食いしばりは、毎日の生活の中で無意識に行っていることが多いため、自分では気づきにくいものです。
しかし、長期間にわたって強い力が加わることで、歯のすり減りやヒビ、知覚過敏、詰め物・被せ物の破損などにつながる可能性があります。
特に、「歯が欠けた」「冷たいものがしみる」「詰め物が何度も外れる」といった症状がある場合には、単純にその部分だけを治療するのではなく、なぜその問題が起こったのかを考えることも大切です。
歯を長く健康に保つためには、虫歯や歯周病だけでなく、毎日歯にかかっている「力」にも目を向ける必要があります。
「もしかしたら食いしばっているかも」と感じたら、一度ご自身の歯の状態をチェックしてみてはいかがでしょうか。
尼崎・武庫之荘・西宮周辺で、歯ぎしり・食いしばり、歯のすり減り、知覚過敏、歯のヒビなどが気になる方は、お気軽にご相談ください。
きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階
HP:https://kitatsuji-dc.com
TEL:06-6438-1182
FAX:06-6438-1185
院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)