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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)です。
今回は粘膜疾患の中で白板症について説明していきます。
白板症は口腔粘膜、特に頬粘膜(きょうねんまく)や舌、歯肉にみられる白い病変で、こすっても取れないのをいいます。
(口腔外科相談室 口腔外科学会HPより画像引用)
白板症は比較的頻度も高く、とくに舌にできたものは悪性化する可能性が高いため、前癌病変とも言われています。
原因としては、アルコール、タバコ、不良補綴物(合っていない詰め物や被せ物)、ビタミンA、Bの不足、加齢などが原因として挙げられます。
表面の状態により均一型、不均一型がありますが、それにより治療の方法も変わってきたりします。
表面が不均一な場合や、異形がある場合は白板症の切除を行うこともあります。
均一型で異形がない場合はしばらく経過観察していくこともあります。
また、不良補綴物の位置が白板症発生部位と一致している場合は、不良補綴物を除去して経過観察することもあります。
基本的に白板症の場合は一般の歯科の対応ではなく、大きな病院の口腔外科にご紹介させて頂くことがほとんどになります。
もしお口の中での白い部分が気になった際は、一度ご相談下さい。
医療法人 きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモール2F
北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)