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脳卒中と歯科の関わりについて|きたつじ歯科クリニック|尼崎市武庫之荘駅の歯科・歯医者

脳卒中と歯科の関わりについて

こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)です。

 

今回は脳卒中と歯科の関わりについてお話させて頂きたいと思います。

 

う蝕と関連するミュータンス菌の中に脳出血のリスクを上げる菌の存在が報告されていたり、歯周病の患者さんにおいても、心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクが高いと言われています。

また、脳卒中発症後の機能障害も問題になり、脳梗塞を含め、脳卒中は発症後治療しても後遺症が残ることが少なくありません。

脳の細胞がダメージを負うことにより、身体の麻痺や感覚の障害、接触嚥下障害(食べたり飲んだりすること)や脳に障害が残る可能性もあり、治療後も日常生活に影響が出ることもあります。

 

特に歯科に関係するところで言うと、運動障害で腕にマヒが生じた場合に、歯ブラシなどのケアが困難になります。また高圧剤などの薬の作用で歯ぐきが増殖し、よりお掃除が困難になる場合もあります。

また入れ歯を使用している方は、着脱の困難さから、義歯をそのままお口の中に入れ続け、入れ歯部分に大量のプラークが付着している状況も多くあります。

そういった場合には、周りの方の協力も必要になってき、ご家族の方に理解が重要になってきます。

 

歯科のアプローチで言うと、電動歯ブラシの使用の推奨(重さにより使えない場合もある)や手鏡を使用した歯磨き指導、義歯の着脱の確認やお手入れの方法を確認したり、ご家族の方へのケア方法の説明などが挙げられます。

 

上の画像で言うと、義歯を使用されている方ですが、クラスプやリンガルバーと言われる金属のところにプラーク(歯垢)がたまりやすいです。

 

今後、より高齢化社会になっていく為、医科歯科で連携を取り、患者さんやご家族へアプローチしていくことが大事になってきます。

また何かわからないことなどあれば、ご相談頂ければと思います。

 

 

医療法人 きたつじ歯科クリニック

尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2F

北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)