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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。
今回は起床時の口臭についてお話をしていきたいと思います。
朝目覚めたとき口の中が気持ちわるかったり、口臭が気になるという経験は誰もしもがあるかと思います。
ではなぜ寝起きに寝起きに口臭が強くなるのでしょうか??
そもそも口臭の原因となるのは、口腔内の細菌が原因となります。
ただし、細菌自体が臭いを発しているわけではなく、口腔内のタンパク質が分解されてできたアミノ酸によって口臭は発生します。
このアミノ酸のうち、メチオニンとスレオニンという物質が細菌により分解され、揮発性硫黄化合物:VSC というと呼ばれるガスが作り出されるのです。
では具体的にこの原因となるタンパク質は何でしょうか??
口腔内の上皮細胞や、歯周ポケットから滲み出た白血球が主なタンパク質とされています。
その為、歯周病が進行した方では、この歯周ポケットから滲出するタンパク質や白血球が多くなる為、歯周病が進行するとより口臭は強くなる傾向があります。
またこのVSCのガスには主に3つの成分があり、以下のものになります。
・硫化水素
・ジメチルサルファイド
・メチルメルカプタン
口臭の検査をする装置は主にこの3つの成分が、口腔内にどれぐらいあるかを測定するものになります。
話は戻りますが、こういった臭いの原因があり、特に夜間就寝時には、唾液の分泌量が減少していきます。
唾液量が減少することで、口内を清潔に保つ働きが弱まってしまい、口腔内の細菌が大幅に増殖してしまいます。
細菌が増殖することで、先ほど説明した口臭の原因である揮発性硫黄化合物がより増え、通常時に比べ、より口臭が強くなってしまいます。
対策としては、普段から唾液の分泌を促すように、唾液腺マッサージをおこなったり、夜寝る前にコップ1杯の水を飲むことで、口腔内の水分量をコントロールするなどの方法が挙げられます。
また夜間就寝前には必ず歯ブラシを行うことが大事です。
これは、口臭予防だけが目的ではなく、夜間就寝時は唾液量の減少に伴い、虫歯もできやすくなります。
なので、歯磨きをせずに寝ると、虫歯になりやすく、また口臭も強くなってしまう為、特に就寝前の歯磨きが特に重要とされています。
口腔内を正しくケアし、清潔な環境を作っていきましょう!!
きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階
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院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)